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脳腫瘍の疑い・・・

発作と痙攣を月に1度のペースで繰り返すアンディー。
さらに症状は進んでいく・・・

                                                                          

2004年12月20日にT病院を退院してからのアンディー。
後遺症の左旋回は1週間程で なくなっていった。
退院時のT先生の指示は 薬を一切使わないで様子を見ていきましょう ということだった。
どんどん、いつものアンディーになっていった。元気もある、食欲もある、お手もお座りも、持って来いもできた。
お正月、私の実家に帰る予定もあったが、アンディーのために見送った。T先生にも 興奮が発作を引き起こす可能性があるので あまりそうさせないようにと
言われていた。

今までの発作は約1ヶ月に1度のサイクルで起こっていた。1月10日を過ぎた頃から なんとなく警戒はしていたが、「きっと、何も起こらない!!いや、起こらないでほしい・・・」と願っていた。
でもやっぱり、発作は起こってしまった・・・。

2005年1月18日、うちに宅配便がきた。
そのときの玄関ブザーがきっかけで また発作が起こった。30秒くらいの軽い発作だった。主人しかいない時だった。治ってはいなかった。かなりショックだった。その後から様子がどんどんおかしくなった。癲癇ってこんなにひどいの?普通の癲癇は発作の後はケロッとしているんじゃないの?それとも癲癇じゃないの?わからない・・・。
インターネットでも癲癇を患うワンの事を調べた。
皆さん、苦しんでいるけれど 通常の生活をしている。
アンディーの顔はまぶたが下垂し、まるであっかんべ〜をしてるようだった。
2005年1月20日、1回目の発作の時にお世話になった、K病院に T病院に入院していた経緯などを紙に書いて
持参し、診察を受けた。
K先生は「癲癇だな。抗癲癇剤を一生飲みなさい」と言った。
何処でも同じ事をいうのだな と少しがっかりした。
でも、そう言われたらそうするしか 私たちにはなかった。フェノバールの投与を決心するのに6日かかった。
2005年1月26日、フェノバール2.5錠投与開始。
アンディーは室内のワン用トイレで用を済ましているが、この頃から失敗するようになった。立ったり座ったりするのが困難だった。
2005年1月28日、痙攣を起こす。いつものようなバタンと倒れる発作ではなく、小さな痙攣が起きていた。体のあちこちで。
顔面がピクピクし後肢もピクピク・・・。体を触ると
心音とはちがう 振動を感じた。
歩く事はできるが、ただフラフラ歩き回る。なんの目的もなく。食欲、異常にあり、便も正常。
 夕方、K先生に診てもらう。
「わからん!」K先生も首をひねる。また、左旋回を始めたことを告げると、
「脳なのか?ジステンパーじゃないのか?」
と言われた。
テンパーの検査はM先生が11月にやってくれた。その結果もK先生に見せた。感染の可能性はない という報告書をもらっている。
「それじゃ、ジステンパーじゃないのか?う〜
ん、なんなんだ?」
率直にわからないと言ってくれるK先生。
それだけアンディーの症状は特異なものなのだろう・・・。
フェノバールも効いていないようだと話すと、
「これがよく効いたラブラドールがいたんだが・・・」と
エルセグランという薬を出してくれた。
あとから調べたら、癲癇の第三選択薬だとわかった。

「これは、大学病院レベルで調べる必要があるな」
と言われた。
前から考えていたことだったが はっきりK先生にそう言われたことで 決心が着いた。
その日が金曜日だったので 翌週の月曜日に自分で電話するように言われた。

2005年1月30日、表情のあまりないアンディー。
ピアリスと私たちとで埼スタのお散歩に行った。
うちの中にいるよりは俄然、楽しいらしく小走りをしてみてくれた。この日の日記にはこう書いてある・・・。

楽観はできないけど、つい、まだまだいけるぞ!!と思ってしまう・・・。
とかいてある。


<2005年1月31日の日記より
>


 
神様、どうか、アンディーを連れて行かないで下さい・・・。もっと、私達と過ごす時間を下さい・・・。
こんなに早く連れて行かないで下さい・・・。

30日はパパとママと駿とピアリスとアンディーで埼スタに行ったんだよね。アンディーに表情を要求するのはもう、無理だけどなんとなくいきいきしてたよね。少しだけ小走りしたりして。埼スタの周りを1周できたんだよね。芝生の上でもよく歩いたよね。ちゃんとママの後を ノーリードでついてこれたもんね。ちゃんと
わかってるんだよね、アンディー。
帰ってきてから 疲れた様子で寝ちゃったね。
ごめんね。疲れさせちゃったのかな・・・。でも楽しかったから よしとしよう!!これが最後の埼スタお散歩になるかも・・・ってならないならない!!

あぁ、アンディーよ、どうしてこんなに私を悲しませるの?私はもっともっとアンディーと一緒に生きて
いたいよ・・・。
アンディー、どっか痛いの?どうして立てないの?どうして?どうして?アンディーの頭の中では
一体何が起きているの?
早くいつものおバカなアンディーに戻って下さい。ピアリスとじゃれあって下さい。いつものアンディーに戻って下さい・・・。もう、何をしても怒んないから・・・。

朝になったら、「ママ、ボク、元気になっちゃった!心配かけてごめんね♪」っていう顔して ごみあさりしてたら 笑えるんだけどな・・・。それでも怒らないよ。

神様、お願い!!私の命と交換してもいいから、アンディーを助けて!!頑張れアンディー!!虹の橋なんて
行かせないから・・・・。
      

                    



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